第3回『売り場目線の商品開発とは?』アカデミー開催報告

「売れないものはない」

魅力的な商品が数多く売店に並ぶ裏磐梯レイクリゾート。「売り上げは2019年度は約¥170,000,000。 2020年度は約¥200,000,000目標です。」と語る、売店を戦略的に手掛けてきた統括小田嶋氏を招き、売り場目線から商品開発について学びました。

その小田嶋氏からの言葉で一番印象に残っているもの。それは「売れないものはない」ということ。受講生もその言葉には驚きを隠せない様子。その理由については、下記にて説明します。

【講師、小田嶋氏からのアドバイス】

今回は現場の方のアドバイスを受講者の皆さんに具体的に生かしてもらうため、スクリーンではなく商品を前に説明とアドバイスをいただきました。「なぜこれは売れている?」「どんな人に売れている?」「どんなシーンで購入されているか?」そんな話を一つ一つ丁寧にご説明いただきました。その中でも売れる理由のポイントや反応が良くなかった理由についても売り場にいてお客様からの声をヒントに解説。その中で、わかりやすいものの例は以下。

・インバウンドのお客様→お菓子より調味料が購入傾向にある。デザインは「日本が好き」なので、「日本」らしいものが好まれる。

・販促物→売り場づくりの一つとして、動画等が有効である。

などなど、「戦略」自体はいくつでも存在しています。この辺りは、本などを読むと出てくる内容もあるかもしれません。もうやり尽くしているという方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、何より小田嶋氏が冒頭で「売れないものはない」という理由については別にありました。

現場のスタッフとどれだけコミニュケーション取れるか」が重要であるということ。つまり、商品を作る側も売る側も、「人同士のつながりである」ということです。どれだけ売り場と信頼関係が築けて「一緒に」商品を作り販売していくことができるか。『売り場の声=お客様の声』ということを忘れずに、連携できる関係性を地道に作ることが最も大事であると教えていただきました。

【スペシャルゲスト講師!飛び入り参加!】

セミナー中に飛び入り講師をしてくれたのは、(有)吾妻食品代表取締役の佐藤弘一氏。「どこでどうやって販売するか」で流通も変わり、それに左右されない原価計算・設定の重要性について具体的なアドバイスをいただきました。そして、何より売れる商品とは、(食品の場合)大事なのは「会話を生める商品かどうか」ということ。生産者、作る方のことではなく商品を食べる(使う)「お客さん」の目線。当たり前のようで作るときはどうしても”自分本位”になってしまうことに気を付けたり目線を変える大切さ。もちろん売ることが目的で数字は大事であるが、それが達成されているかどうかの指標は「食卓が豊かになっているかどうか」という話を教えてくださいました。

【理事長、廣田より】

今回より参加のアカデミー理事長である廣田拓也も参加し、日々の商品開発や販路開拓、営業などなど今までのスキルとノウハウを講師陣とともに解説とアドバイス。

自身の事業である㈱GNSの商品開発についても、売れるものになるには3年間ブラッシュアップを続けてきてやっと商品化できてきたという話や、今後は「事業の核(コア)になる商品の開発」「セット販売の可能性にチャレンジ」など目標なども、受講者にはリアルに参考になる内容となりました。

【受講者と講師陣のディスカッション】

今回は、売り場と流通のプロの講師が揃うという貴重な機会、商品開発と販売までについての受講者のリアルな質問が飛び交い、一人ずつ現状について発表し相談できる機会もあり、会場は時間が足りないほど白熱しました。

出たコメントは以下。

・気づけば自分も買ってなかったように思う。お客様目線ができてなかったと気づきました。

・新しい商品開発等をどうする?

・商品ではなくサービスを売る場合、参加の意欲を引き出すにはどうしたらいいか?

・お土産屋として存続していくかどうか

などなど、出た質問に対してのアドバイスも盛り上がり、受講者同士もお互いの課題について違う視点で考えるきっかけとなりました。

【参加者の声】

・講義だけでなく、ディスカッションがあり大変盛り上がった。時間が足りないので今後、時間配分を検討してほしい。

・これだけ中身の濃いセミナーはないと思いました。過去2回も大変良かったですが、今回のはさらに身になったセミナーとなりました。

・普段、自分がやりたいことを会社以外の人に話す機会がないので、フィードバックをもらえて新鮮でした。自分の行おうとしていることを客観的に確認することができました。ありがとうございました。

・回数増えていく毎に学びが増して、見えてくるものの気づきがあって本当に良かった。

・目線やアイディアをスイッチすることが大事ですね。

■講師紹介はこちら

■第3回セミナー詳細はこちら


https://fukushimart.com/openseminar_20190425/


■次回視察研修募集中!

さて、最後4回目のアカデミーは視察研修です!

「自走する事業とコミニュティ」とは?

『「固定概念」を外し、「自走できる」地域づくりを学ぶ。』

Fukushimartアカデミーオープンセミナーの一貫として、視察プログラムを開催します。
今回の場所は岩手県紫波町。「オガールプロジェクト」を視察します。

震災前から「オガールプロジェクト」は、まちづくり、デザイン、建築、行政の多様なステークホルダーを巻き込みながら行われているプロジェクトで、近年は建築やデザインの業界からも注目されています。

行政・企業・民間が複雑に絡み合い、利害関係者が多い中、補助金に頼らず自走できている事業。それは、高度な戦略性があり、多くの人を実際に巻き込んだプロジェクト・事業であるからです。

事業を継続させていくことの大変さや、それを乗り越えていくチャレンジ精神を一緒に学んでいくFukushimartアカデミーには、とてもぴったりな視察先と考えご提案させて頂きます。

視察当日は、プロジェクト推進メンバーからもお話をお伺いしながら、リアルにプロジェクトの面白さと醍醐味を学びましょう!

その他、魅力的な視察先も回ります。
ぜひご参加ください!

▼詳細・お申込みはこちら

https://fukushimart.com/kensyu20190515/